テルチ歴史地区 | ルネサンス様式の街並みがそのまま残る世界遺産
テルチ歴史地区
Historic Centre of Telč
1992年、世界文化遺産に登録
モラヴィア地方ヴィソチナ州にある町テルチの歴史地区。ザッカリアス広場を中心に、ルネサンス様式やバロック様式の建物、13世紀の聖霊聖堂の塔、14世紀の城、聖ヤコブ教会などの中世の遺構が多数残っている。小さい町なので半日から1日で観光をする事が出来る。
アクセスはブルノのバスステーション、24番のバス停から約2時間。料金はひとり105コルナ。
11月13日
俺たちはバスでテルチへと向かった。ブルノを出発して30分くらい経ったところのバス停でバスが止まり、しばらく動かない。運転手さんはしばらく外でバスの様子をチェックしたあとチェコ語で何かをアナウンスした。
俺たちは何を言っているのかさっぱり分からなかったけれども他の乗客が外に出てタバコを吸ったりしながらくつろぎはじめたのでどうやらしばらくバスは動かないと言う事がわかった。
バスが故障したのが出発して30分程度だった事が幸して、30分後にはブルノから新しいバスがやってきた。俺たちはその新しいバスに乗り換えて何事も無かったかのごとくテルチへと再出発した。
テルチ歴史地区は、ルネサンス様式の町並みがそのまま残るっておりポーランドの世界遺産『ザモシチ旧市街』を思い出す。どうしてもルネサンス様式の町並みを見ると一番最初に見たザモシチを思い出してしまう。
テルチはオフシーズンの為か閑散としており、ちょっと寂しい雰囲気だったところもザモシチそっくりだ。天気が悪いせいもあり余計に寂しく思える。
町の保存状態はとても良く、お城もかなり良質な状態で保存されている。
お城の周りは公園になっており、のんびりと散策するのにちょうど良い。
ヨーロッパには中世から変わらぬ町並みを残す町が沢山ありとてもじゃないがいくら旅をしても見終わらない。
テルチはとても小さい町で半日あれば十分に観光出来るが俺たちはテルチを起点に『トジェビーチのユダヤ人街とプロコピウス聖堂』も観光してから『チェスキー・クルムロフ歴史地区』を目指そうと思い、テルチに2泊することにした。
テルチで世界遺産に宿泊する
俺たちがテルチで宿泊した場所は
Hotel U Černého orla (ホテル ウ セネホ オーラ)
このホテルは世界遺産のど真ん中にあり、恐らくこの建物の世界遺産に登録されている。
料金は安い部屋で一泊26ユーロ。
予約はブッキングドットコムでした。
ホテルにつくとフロントの女性がしきりに一泊55ユーロの部屋を勧めてくる。俺たちは2泊で52ユーロの部屋を予約しているのに何で倍くらいする部屋に泊まらないとならないんだと拒否すると2泊分の朝食も付けて74ユーロでいいと言う。
そんな事言われても安いからこの宿を選んだのだから予約した部屋に泊まらせろよと言うとしぶしぶ部屋に案内された。俺たちが案内された部屋はそれなりに快適そうでとても気に入ったのだがフロントの女性はまだあきらめがつかないらしく2泊で74ユーロの部屋を見るだけ見に行こうと誘ってくる。
あまりにしつこいから仕方なくその部屋を見に行くとなんと素敵なバスタブが付いているではないか!フロントの女性がこっちの部屋の方が良いでしょ?とか言っているのだが俺もまりちゃんも視線はバスタブに釘付けで部屋とかちらっとしか見ていない。
朝食がひとり4ユーロで2泊分だから16ユーロでしょ
52ユーロの部屋に16ユーロ足したら料金はそんなにかわらないわ
どう?この部屋にしない?
今までしつこいな〜と思っていた営業トークがバスタブの存在によってどんどん魅力的に聞こえてくる。
ここでバスタブを逃すと次に風呂に入れるのは何時になるか分からない、ちらっとマリちゃんを見ると心は完全にバスタブにやられている。
そんな訳で俺たちは久し振りにバスタブに浸かってゆっくりとホテルライフを満喫する事ができた。朝食もけっこう美味しかったのでこのホテルはかなりオススメ。でも俺たちはオフシーズンで客がめっきり少なかったから値引きされたのだと思うけど通常だと1泊、55ユーロ位するので安くは無い。でも、バスタブは最高だったとだけは言っておこう。
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